- 奈月
自分のためだけに
こんにちは、なつきです。

ヨガに出会ったのは今から12年前くらいです。
心身共に弱ってうつ状態だった時、なんとなく見つけたヨガスタジオのレッスンに出てみたら、ヨガのことはまだよくわからなかったけれど、心も身体も許されたような軽くなったような感じがして、それからよく通うようになりました。
ほぼ毎週好きな先生のレッスンに行き、心身の健康を少しずつ取り戻し、休職していた職場にも復帰しました。
そして、半年後には大好きなヨガのことがもっと知りたくてインストラクター養成講座を受講しました。
講座修了後は、週末に近所の公共施設で友人や地域の人たちにレッスンを開いていました。
とても楽しくて、いつもヨガのことを考えていました。
それから数年後、もっとヨガのことを学びたくて2回目の養成講座に通いました。
そのヨガスクールでは、全米ヨガアライアンスという最もメジャーな資格を取得した後も、上級コースに進んでヨガの学びの一環としてスタジオのインストラクターとしてレッスンもしていました。
私はそのスクールのヨガのスタイルが好きで、それをもっといろんな人に伝えたくて、仕事を続けながら週末のレッスン、そして自宅での練習、いろんな課題など忙しい日々を過ごしていました。
しかし、ある時そのスクールを途中で辞めました。
さらに、「本当にやりたいことをやろう」と数か月後には9年半勤めた会社も辞めました。
それから数か月、自分で場所を借りてレッスンを開いたり、仲間のヨガスタジオでレッスンをしたりしていました。
自分のヨガの練習もずっと続けていました。
翌年、それは2017年のこと、生まれ育った東京を離れて両親の住む浜松市に移住することを決めました。
母の実家があるので浜松には馴染みがありましたが、家族親族以外に知り合いはいなかったので、自分でヨガのレッスンを開こうと思ったけれどつながりがないため実現できませんでした。
しかし、ありがたくも浜松市街にあるヨガスタジオでインストラクターとしてレッスンすることになりました。
もちろん、この間も自分でもヨガの練習は続けていました。
そして結婚、去年妊娠して、今年3月に出産しました。
妊娠中もヨガは続けました。
妊娠8ヶ月目でレッスンはお休みにしましたが、自宅では無理のない程度にヨガをやっていました。
出産してからは、産褥期はほとんど動けないのでヨガはやらず、軽くストレッチ程度にしていました。
産後2か月後半くらいからすこーしずつヨガの簡単なポーズをやり始めました。
でも本当にゆるく軽く短く、深い呼吸を味わう程度。
今月に入ってだんだん動けるようになってきて、オンラインのレッスンに参加してみたり、youtubeなどで動画レッスンを受けてみたり、妊娠前までやっていた自分スタイルのヨガもできるようになってきました。
前置きがとっても長くなりましたが、妊娠前までの私も、妊娠・出産してからの私も、12年前からずっとヨガを続けてきました。
でも、妊娠前と後で違うことがあります。
妊娠前、スクールやスタジオやレンタルスタジオなどでレッスンをしていた時期は、自宅でのヨガの練習は「自分のため」だけでなく「レッスンをするため」でもありました。
心が乱れている時、身体のどこかが滞っていると感じた時、自分の心身を整えるためにやっているヨガですが、いつも頭のどこかでシークエンス(ポーズの順番)、どんな言葉で伝えるか、今日はどんな生徒さんがくるんだろう、自分のポーズはどう見えるか…などを考えていました。
先生という立場上、人に教えたり見せたりするから当たり前のことですが、どうしても「教える前提」でやっていました。
それが、妊娠して産休育休に入ってから、「誰かに教えるヨガ」ではなく「自分のためだけのヨガ」になりました。
なりました、というか戻りました。
初めてヨガに出会って大好きになっていったあの12年前のように、自分のためにヨガをやっています。
ヨガは本来、自分の心身を整えるためにやるものです。
だから、意識は常に自分の心と身体の感覚に置きます。
でも、人に教えるとなるとどうしても意識が外に向いてしまいます。
それが、意識を100%自分に置いて、誰のためでもない、100%自分だけのためにヨガをやっている今、それはそれは爽快なのです。
背骨、肩甲骨、股関節、肺の周り、目の周り、いろんな詰まりや滞りのあった部分に少しずつスペースができていく感覚
浅かった呼吸が深くなっていく感覚
育児で疲れていた身体にエネルギーが戻ってくる感覚
そんな感覚が、今までより強く感じられます。
もちろん、今までもそこに意識を向けることは大切だと思ってきましたが、頭のどこかに「教える」があった時は自分だけを意識することはできませんでした。
自分のためだけにヨガをやる
普通のことなのだろうけれど、とても大切なことですね。
ヨガに限らず、ボディワークとかアロマとかセラピーとか、音楽とか料理とかダンスとか、何かを教えたり伝えたり施術したりしている人。
好きなことややりたいことを仕事にしている人。
コロナの影響で、できないこともたくさんあると思います。
オンラインが増えているとはいえ、今まで通りにはできないのかもしれません。
そうでなくても、私のように育児でお休み中の人もいるはず。
その時間、何もできないように感じるかもしれないけれど、そのあなたが伝えたいこと・教えたいことをあなた自身にやってあげる時間なのかもしれません。
初めて「それ」と出会った頃の感覚を思い出すために。
今まで誰かに対して一生懸命やってきたことを、自分のためだけにやってみる。
それもとっても大切なことだと思います。
きっと、そこで新しい気づきや学びもあるはずなのです。
どんな出来事だって、神様がくれたチャンスです。
今この時を大切に生きたいですね♪
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なつき