- 奈月
空白のある生活
こんにちは、奈月です。

今の生活にどれくらいの「空白」がありますか?
生活の中の空白というのは、何もしない時間のこと。
仕事や家事などのやらなければならないことをやる時間ではなく、
手を止めて腰を下ろして、自分のためだけにゆったりとくつろげる時間です。
私は3年前まで東京で会社勤めをしていました。
新卒から9年半、正社員として毎日東京の真ん中まで通っていました。
朝から夜まで仕事をして、忙しい時はたくさん残業もして、
お昼休みもパソコンに向かいながらサンドイッチやおにぎりを食べ、
トイレに行く時間も惜しみながらひたすら仕事をしていました。
休日出勤はしませんでしたが、慣れないうちはいつも頭の中が会社や仕事のことでいっぱいで、あまり気は休まっていませんでした。
仕事で体調を崩してヨガに出会い、心身共に元気になってヨガを勉強するようになってからは、平日5日間は会社の仕事、週末はヨガのレッスンや養成講座に通ったり、
自分で場所を借りて教えたりしました。
さらに、ヨガスタジオのインストラクターとしてもレッスンを受け持つようになり、
仕事とヨガでほぼ毎日活動していました。
お休みの日も、「空白」があるともったいない!何かやらなきゃ!勉強しなきゃ!と動き、
何もしない時間というものはほとんどありませんでした。
でも、3年前に会社員を辞め、2年前に浜松に引っ越してきて、去年結婚して、
あの頃では考えられなかった「空白のたくさんある毎日」を送っています。
縁があって浜松市のヨガスタジオでインストラクターとして週2日4レッスンを担当し、
他の日は自宅で事務サポートの仕事もやっています。
それでも時間はたくさんあるので、家のことをやったりヨガのことを考えたり、
こうしてブログやメルマガを書いたり、好きなことをやったり、
そして自宅の畑で育てている野菜の観察やお世話をしています(←超重要☆)

日々忙しかったときは、次から次へ「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ!」と
先のことばかりを考えていました。
予定と違うことが起きると、「何で!?」とイライラしていました。
うまくいかないことがあると「どうせ私なんて…」と自分を責めたり落ち込んだりしていました。
でも、生活に空白があるとと心に余裕ができます。
そうすると、思いがけないことが起こっても落ち着いて対処できたり、
うまくいかなくても「この経験を次に生かそう」と思えたり、
自分にも人にも優しくなれます。
もちろん、人間なので落ち込んだりイライラすることもありますが、
もっと目の前のことを客観的に、ありのままを見られるようになります。
だから、生活に空白があるのはとっても大切です。
いろいろやることがあって忙しい人も多いと思いますが、
その「やること」と同じくらい、あなたのためにくつろぐ時間を作ることも大切です。
あなたが笑えば、周りの人も笑顔になります。
あなたがリラックスしていれば、周りの人もくつろぐことができます。
生活の中に「空白」、作ってみてください。
奈月